余り話題にならない、スネアのスナッピーワイヤーとそのスイッチの位置について。
大体の人は時計で言うと7時~8時位の位置にしている人が多いかな。
さて、どうしてその位置なのか?
右手側の1時、2時ではダメなのか?
ってお話です。
スナッピースイッチは基本的に利き手ではない手でON/OFFする
スナッピースイッチのON/OFFは基本的に利き手ではない手でします。
大抵の人は右利きなのでスナッピースイッチは左側になります。
スナッピーOFFの状態で利き手で叩きながら
もしくは演奏直前にスイッチをONにする、
というシチュエーションを想定しているんですね。
ダイナミクスを考えてスネアワイヤーの位置を決めた
スナッピーが一番大きな反応する場所は打面のど真ん中。
但し、張力の関係でリバウンドは弱め。
pianissimoで非常に小さな音での発音をさせるには打面の端の方が都合が良い。
例えば、pianissimoからfortissimoもしくはその逆で音量を変えながら叩く際、
打点をずらしながら叩くとより差が表現しやすいです。
と考えるとスナッピースイッチの位置は9時の位置でも良い気がするけれど。
7~8時だとスナッピーワイヤーの位置が丁度良い、と言うことなのでしょう。
実際に叩いてみると良いよ。
音を小さくしたいのにスナッピーが反応し過ぎると小さくしきれない、という感覚です。
それから、スナッピーが反応し過ぎると小さな音で繊細な表現がしづらいという感覚もあるかもしれません。
スネアワイヤーとマイクの向き
スネアワイヤーとマイクの向きを揃えるとスナッピーワイヤーの音が拾いやすいです。
これはライヴでもレコーディングでも効果あるのでやってみて。
特に、スネアの裏側にマイクセットするのなら、その前にやってみると良いかもしれない。
勿論、ミキサー卓で調整することを考えると表と裏で別で拾いたいということもあるかもしれないけれど、
単に表だけだとバズ音(スネアワイヤーの音)が足りない、という理由だけでスネアサイドにマイク立てるのなら是非。
バズ音がもっと欲しいのなら単純にワイヤーの数が多いものを選ぶのも選択肢の一つです。
スネアワイヤーの選択については話が長くなるのでまたの機会にします。
個人的にはスネアスイッチは6時の位置にしています
僕は音量が兎に角欲しいことと、スナッピーワイヤーの音が欲しいこともあり、
スネアスイッチを敢えて6時の位置にしております。
このセッティングしている人は偶に見受けられます。
常にどのダイナミクスの幅でもスネアワイヤーの反応が沢山欲しい、ということでしょうね。
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