ハイハットを気にしてる?

ドラマー目線のノウハウ

ドラムセットのセクションの中でドラマーに一番人気と言われるハイハット。
唯一音の長さが表現できる…なんて言われてるけれど
この文章を読んでるそこのアナタ、如何でしょう?
僕は残念ながらライドの方が好き。

今回、シンバルの使い分けについて書こうかと思ったけれど、
その前にハットに関して明らかにしないといけないと思いハットの解説始めるよ。

メモリロックは忘れない

ハイハットスタンドのメモリロックは必ず使うこと。
ハードなプレイする人でなくても脚力が相当かかるはず。
しっかりスタンド自体のネジを締めていてもパイプがずり落ちることは珍しくない。
ネジを固く締めすぎるとスタンド自体が故障するのでメモリロックを活用すること。
これ使っていれば滅多なことではずれない。
メモリロックは壊れてもそこまで高額ではない。

ペダルの位置と角度

ツインペダルを使う人は特にペダルの位置と高さを気にしてみよう。
バスドラムペダルの向きと高さ、踏み込みの深さを揃えると
Closeした状態でバスドラムが踏めたり、両方を同時に踏むこともできる。
但し、要練習。

ハイハットクラッチをキチンと装着せよ

これ、皆様、案外できていなかったりする。

クラッチには基本的に3つのナットと2つのフェルトが挟まれている。
一番上のナットは二つ目のナットを固定するためのもの。
二つ目のナットはハットとクラッチの固定具合に反映されるもの。
次にフェルト、ハットのトップシンバルが来てフェルト、ナットの順。
下のナットはシンバルが落ちないように最後まできっちり締めること。
製品によっては緩まないものやワンタッチで取り外しできる仕組みのものがある。
そういう仕組みのクラッチ買っておくと便利かもね。

叩いたときに適度に揺れる位の緩さでセットすること。
大体みなさま、カチカチに固定しがち。
その音色が欲しいのなら良いのだけれど、考えずにやっているのなら今一度見直しをお勧めするよ。
ハーフオープンの音色を綺麗に出したいのなら絶対ですな。

ボトムハイハットの傾きの確認も忘れずに

みんな見落としがちなのか、フラットにしないといけない宗教に入信しているのか。
ビタ一文傾けていない人が非常に多いのは何故だろう?
ボトムのところのネジを締めてボトムを傾けよう。
これも綺麗なハーフオープンの音色を出すのに重要。
備品のスタンドで紛失していること多いけれど…大事なポイント。

傾け過ぎると割れる可能性が高くなると聴いたことある。
僕は多分人より多めに傾けているけれど今のところ割れも歪みも生じさせたことないが
頭には入れておいた方が良いのかもね。
それと、傾ければ傾けるほどボトムシンバルがトップシンバルとズレる。
傾けたがらない人の理由はこれかな?
ボトムが飛び出ている部分を叩くとスティックが削れるもんね。
それならネジの向きをずらして叩くポイントをボトムがトップから顔を出さないようにすれば良し。

ハイハットシンバルの開き具合について

Jazzドラマーはこのブログ読まないような気がするけれど….
2、4でフットクローズする音が大きく欲しいのならできるだけ幅は広くした方が良いでしょう。
よく目安として指が縦に何本入れる…って言うけれどできたら4本分位開けたいんじゃないかな?
バスドラム連打でハットはハーフオープンにしたい人でも最低2本分は開ける必要があるんじゃない?
左足を乗せていない状態で欲しい音色になる程度開けておくのが良いでしょう。

僕はできる限りフットクローズの音が大きく欲しいし、バスドラム連打時にハーフオープンが綺麗に欲しいので
開き具合だけでなく傾きと揺れる具合も加味してなるべく広めにしている。
バスドラムと同時にハットペダルも踏むので深さを合わせるとそれなりに開くことになる。
それから、ハーフオープンで叩いている時でも極力左足はハットペダルの上に置いている。
開き具合を微妙に調整している。
なので、できる限り右足でバスドラムを踏む必要があるわけだ…。
速いトリプルはできないけど。

それから完全なオープンサウンドが欲しいのならもっと幅を広く開けないといけないね。
その辺は個々で欲しい要素が違うと思うので試行錯誤すべし。

ドロップクラッチはお勧めアイテム

80年代から90年代中頃まではツインペダルやツーバスはベタ打ち連打的な使い方が多かったと思うけれど
ギターリフとユニゾンしたようなフレーズや装飾音符をバスドラムだけで鳴らすと言うテクニカルなアプローチが増えてきた。
単なる連打ならハーフオープンで荒々しく演奏する方がマッチするだろうし、
少し控えたいなら厚めのライドを刻む、はたまたクローズハットを用意することで済んでたと思うけれど、
タイト気味なハットで刻みつつ両脚はバスドラムに置いておきたい場合には便利なのがドロップクラッチ。

留意して欲しいのはフットクローズ程はタイトにならない。
ドロップクラッチはトップハットの重みだけでクローズされている感じ。
なのでエッジをガシガシ叩けばルーズになるわな。
上の写真のハットクラッチがドロップクラッチです。
確かジブラルタルのかな?
最近、ワンタッチのモデルがTAMAとPearlからも出てるのでそちらは超お勧め。
クラッチのレバーを押せばクラッチが落ちる。
ハットペダルを踏めば爪がシンバルを挟んだナットを掴んでオープンになる。
余り使っている人を見かけない…。

なお、強くハットペダル踏み過ぎるとハットが歪んだり割れたりするぞ。
踏みつけるとハットのピッチが上がるっちゃーあがるけれど、僕的にはやらない。
その変化は僅かすぎて…。
人によっては凄い大きなことかもしれないけれどね。
そこは個々で判断してくれ。

話がずれた。

ハイハットトップとワンタッチクラッチを個人持ちするススメ

ライブハウスやスタジオでハイハットクラッチに不具合が出ることは非常に多いので
個人持ちするのは非常にお勧め。
備品系のハットクラッチは基本的にはスタンダードな取り外しのものが多いので
入れ替えに案外時間がかかる。
だからさ、大抵は備品のハイハットは14”が多いので汎用性の高いモデルのトップとクラッチを持ち歩くのは凄いお勧め。
例えばZildjianのNewBeatとか、KのTopとかACustomのTopね。
SabianもRegular系が良いんじゃない?
イスタンブール系のハンドハンマーのミディアム位のウェイトのも良いね。
勿論、上下持っておいても良いけど。

Paisteは敢えて外しました。
だってPaiste選ぶ人なら上下Paisteが良いっしょ?知らんけど。
Paisteを備品に置くスタジオやライブハウスって滅多にないんで…。
え?マイネル?
また最先端いくねー。
それは幅が広すぎるから難しいね。
今回みたいにトップだけ買うとしたら個人的にハンドハンマー系が良さげだけれど。

ハットはトップシンバルのキャラクターの方が目立つので。
興味ある人は普段使っているハットの上下を逆にしてみよう。
良いか悪いかは別にして相当変わるはず。
案外逆の方が良かったりとか、僕が前に使っていたスタジオでは上下ともにTOPシンバルだったりとか。(笑

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