ドラムブランドに続いて、シンバルブランドについて個人的独断と偏見てんこ盛りのイメージを綴っていきます。
多分、同年代の方はこんなイメージを持っているんじゃないかなぁ?
(知らんけど)
Zildjian
シンバルはトルコと中国がルーツ。
そのトルコ側であり、現在の殆どのシンバルの源流のメーカー。
1623年創業の家族企業。
錬金術師が作り出した秘伝の合金で作られている。
(幾つものメーカーが暖簾分けしているので秘伝と呼べるかは微妙な気もするけれど)
1923年にトルコからアメリカに渡る。
A Zildjian シリーズのNew Beat Hi-HatsやMedium Ride、 Medium Crashは一種の基準的存在。
スタジオの備品として置いてあることも多いが、厚い方が耐久性があると思われるらしく、
Rock CrashやRock Rideに遭遇することの方が多いかもしれない。
フラグシップモデルはキャストブロンズ製法なので丈夫。
企業としては直系だけれど、製造法は…近代化しつつ、その一方でルーツに戻りつつ…。
Sabian
Zildjianファミリー内の不和により1981年設立。
なので、使用している合金はZildjianと同じはず。
製法もフラグシップモデルの基本的な部分は一緒のはず。
一部ではZildjianとSabianはシリーズ違いみたいなものと言う意見もある。
個人的偏見だけれど、Sabianの方が革新的、独創的。
でもハンドハンマリングはSABIANが受け継いでいたりする。
(最近のK Zildjianは主にハンドハンマリング)
日本ではPearlが代理店と言うこともあり、スタジオの備品として採用されていることが多い。
AAのRegular HatsやAA Rock Ride、AA Rock Crash、AA Chinese 一度は叩いたことあるんじゃないかな?
チャイナはAAX使っている人、多いような印象。
AAの14”チャイナは個人的にお勧め。
シンバルメーカーとしてシグネチャーモデルの制作を始めたのは一番最初だったような気がする。
(違ったらゴメン)
Istanbul
Zildjianがアメリカへ移った時に、イスタンブールに残った職人が興したメーカー。
AgopさんとMehmetさん。
なので別会社とは言え製法も製造国もZildjianよりもZildjian直系って言える…はず。
勿論、秘伝の合金も同じ…ハズ…。
シンバルのカップ辺りにこの二人のサインがあるシンバルは超貴重。
Agopさんが事故で亡くなった後、Istanbul MehmetとAgopさんのご子息のIstanbul Agopと分社した。
Mehmetの方が若干ダークでAgopの方がブライトなんて言われるけれど…。
Mehmetさんはお弟子さんに独立を勧めるらしくトルコ系ハンドハンマーブランドが増えた…らしい。
個人的には廃番になってしまったAgopのAlchemy シリーズがお気に入り。
Paiste
シートブロンズ製法がメインのスイス製シンバル。
ジョンボーナムが2002を使用していたこともありRock系に人気。
TAMAドラムとPaisteシンバルの組み合わせはHR/HMの人やプログレの人の定番の組み合わせ。
ヌケが良く、澄んだ音色とも言われる。
個人的にはその上でロングサスティンなイメージ。
他社ブランドのモニターでもNovoChinaをシレっと使っている人が多いよね。
Bosphorus
Istanbulから暖簾分けして独立したメーカーの一つ。
冷却に使う水に音色の秘密があるとか。
トルコ系のハンドハンマーシンバル好きなら要チェック。
どちらかと言うとジャズやアコースティックサウンドに向くモデルが多いような…。
製造数を絞ってるので気に入ったら買っておいた方が良いブランド。
Meinl
最近製造モデルも愛用者も増えて要注目の(シンバルブランドとしては新しい)後発メーカー。
最新鋭のものを開発しつつ、トルコ系シンバルのシリーズやら
確かここ数年流行りのダーク&ドライ系のモデルもMeinlからじゃないかなぁ?
凄い勢いで広がったよね。
気に入った個体があったらできるだけ手に入れておいた方が良いメーカー。
UFIP
イタリア製の独特なロトキャスティング製法のメーカー。
一時流行りそうな雰囲気はあったけれど…。
そもそも製造数を敢えて絞ってる様子。
「良い音するヤツ作ったから確かめて気に入ったのを買ってね!」
的な、良い意味で個体差が大きいイメージ。
ClasssシリーズはHigh、Med,Lowとピッチで3種類大まかに分けてた。
歯切れがとても良く、クセ強そうだけれども優等生的だったと記憶している。
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