ドラムのセッティングって凄い大事。
ライヴハウスでのイベントやらリハーサルスタジオの使いまわしのドラムのセッティングの違いを見るのはなかなか面白い。
たまに酷いのがあったりもするけれどね。
「叩きやすい」と言う言葉の罠に気をつけろ
具体的なセッティングはググれば幾らでも書いてあるので今回は割愛するけれど、
「叩きやすい位置」と言われてもピンとこなかったり、
フォームがまだ固まっていなくておかしなセッティングにしてしまうこともあり勝ち。
シンバルが揺れるからと叩いても傾きすらしないくらいウィングナット(シンバル止めてるネジ)を極限まで締めるべからず。
ハイハットを叩くときスネアが叩きにくいからと、ハイハットを高くしすぎたり
スネアを下げ過ぎたりするべからず。
スローンの高さと脚の向きに気をつけろ
スローン、イスなんだけれど、コレ、非常に重要。
本当なら自前のものを持ち歩きたいくらい大事。
高さについては諸説あるのでここでは敢えて割愛。
座面の材質や柔らかさによっては演奏ができない、と言いたくなる時もあるくらいね。
まだ試していないけれど、カノウプスでは座面を包むアイテムを発売したのでチェックしたいなと思ってたところ。
スローンの脚の向きは自分が普段体重を何処に掛けているか確認する。
例えば椅子が高くて重心が前に来る人は三本のうち一本をステージ側に持ってきた方が良いだろうし、
ずっしり座っていてどちらかと言うと後ろに重心がかかるのなら背後に足を持ってきた方が安定するよね?
ペダルの位置を決めるべし
スローンが決まったらバスドラム、ハイハットスタンドの位置を決めるべし。
最近ではペダルを平行にすると足が動かしやすいと言われていて実践している人が増えてる。
(但し僕はつま先は外に少し向いた状態で叩くことが殆ど。)
間隔は狭すぎても広すぎても叩きにくいだろうね。
大口径のバスドラムを二つとか、バスドラムを沢山並べるとかでなければ、
肩幅くらいの広さで十分なんじゃない?
ツインペダルを使用する場合、シャフトの長さを調整する部分は左右均等にするのが良いと思う。
スネアの高さ
スネアの高さが低すぎる人が多いのだけれど、これは単純にパワーロスする。
リムショットもかけられないし。
恐らく、左手が右手に当たって叩きにくいとか、リムに引っかけてしまってミスショットするから、と言うところだろうけれど…
目安としてはベルトの位置から若干下位の位置。
恐らくその位置から±5㎝も満たない位がポイントじゃないかな。
Jazzの人で極端に客席側に打面を向けたり左手側を高くする人も珍しくないけど、
基本は水平、若干自分側のリムを下げる位かなぁ。
それも2㎝にも満たない範囲で。
ハイハットを叩いてもスティックは削れない
正しいセッティングして叩きやすい叩き方していればスティックは削れない。
演奏の後、足元におが屑が溜まることも無い。
ハイハットの高さの目安としてはどんなに高くしてもスティックのショルダーで刻むにしても、肘の位置がハイハットシンバルより高くならない位の高さ…
と言えば良いかなぁ….。
ハイハットのエッジでスティックのショルダーが削れない角度と言えば良いかな?
この叩き方の方がよりヘヴィに鳴らせるよ。
勿論、チップで繊細に叩くのにも簡単に切り替えられるしね。
シンバルの高さも同様でスティックとシンバルの角度が付き過ぎないように。
もしシンバルを高めに置くのなら奏者側を向くように少し傾けないとシンバルも割れやすくなる。
シンバルやハイハットは絶対に揺れるように固定すること。
なので高いところにチャイナシンバルを掲げる人は調整を慎重に。
ライドシンバルは置き方や考え方でパターンが幾らでもできるので今回は割愛。
ハイハット叩いている時に左手が右手にぶつかるのは
初心者にありがちなハイハットを叩いてバックビート叩くのに左手を振り上げると
右手にぶつかって叩きにくい現象…
これはフォームの問題。
手を交差させると言ってもぶつからないポイントがある。
そして案外思っているほど交差はさせていない….と言っておけば大丈夫かな?
その上でもっと自由度が欲しいのならリモートハットでも導入する?
それなりに好きなところにおけるよ。
フットオープンクローズのレスポンスが鈍いけれど。
あ、あとフットスプラッシュもボリューム出にくいかも…。
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